TBS日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」の原作本を読み終えて、ドラマも視聴し終えたので、思ったことを綴っていきます。ドラマと原作では異なる部分がありましたが、大筋は変わらないので、ネタバレも含みますが、私なりにいくつかにまとめてみましたので、最後まで読んでもらえるとありがたいです。
作品について
単なる競馬小説ではなく、しっかりと取材や参考資料も巻末に記載されているので、かなり凝っていた作品だったと感じています。ヒューマンドラマも含み、読んでいて先の展開も気になる部分もあったので、初心者でもより読み応えはありました。
私は文庫版で読みましたが、600ページにも渡る壮大なストーリーでした。個人的な評論については、後述します。
原作をよりリアリティーに再現するドラマ制作にも
ドラマにおいても、文字で表す部分をより映像で再現しているのも大きな点だったと思います。そこは高く評価します。
JRA(日本中央競馬会)全面協力ということもあり、調教師、現役騎手(ジョッキー)や教官、引退競走馬などが出演しているので、より迫力感があったり、競馬ファンが楽しめる内容だったかと思います。
原作とドラマの違いについて
原作を基準にドラマとの違いを紹介します。佐木隆二郎を除き、原作に登場するジョッキーは、ドラマでは2025年現在、現役で活躍するジョッキーが本人役で出演しています。
その対称に、原作で登場する中条耕一の関係する祖母や恋人、乗馬クラブに通っていた野崎翔平の師匠などはカットされていました。
佐木隆二郎は若手リーディングジョッキーだった
原作では中央競馬で若手リーディングジョッキーである佐木隆二郎ですが、ドラマでは、中央競馬学校を自主退学し、地方競馬で父の厩舎所属のジョッキーとして描かれています。
ロイヤルホープがデビューと同時に隆二郎も移籍後の中央初騎乗で、新馬(メイクデビュー)戦で人馬ともに初勝利を果たすというドラマチックな演出がなされていました。
広中厩舎は栗東トレセンではなく美浦トレセン
山王耕造が所有する競走馬の所属は当初、別の厩舎でした。競走のプランに意見が対立し、自身が所有する競走馬をすべて、野崎加奈子の紹介で広中厩舎に転厩します。
ここまでは原作とそのままですが、厩舎は元々、滋賀県栗東市にある栗東トレーニングセンター(栗東トレセン)だったのが、ドラマでは茨城県美浦村にある美浦トレーニングセンター(美浦トレセン)に変わっています。
そのため、ホープの新馬戦は原作では阪神競馬場ですが、ドラマでは東京競馬場に変わっています。
- 10ある中央競馬場のうち、東京・中京・新潟は左回り、札幌・函館、福島、中山、京都・阪神、小倉は右回りと分かれています。
- 美浦トレセンに所属する競走馬を関東馬、栗東トレセンに所属する競走馬を関西馬と呼ばれます。
椎名との食事は、内容が同じでも場所と時期が違う
原作でもドラマでも山王は、ライバルの椎名との食事をするシーンが描かれています。ただ、食事を誘った場所と時期が異なります。
ドラマでは、皐月賞でホープが大敗した際に、山王は椎名に食事を誘います。
原作では、北海道のセレクトセールで山王は椎名に食事を誘います。
山王耕造はGⅠオーナーになっていた!?
実は、山王は生前、ロイヤルホープが現役時代に、自身が所有する“ロイヤルワンダー”でジャパンカップダート(現在のチャンピオンC)でGⅠのタイトルを獲得します。ただ、ドラマではそのような描写はなく、あくまでも有馬記念を目標にしているので、GⅠオーナーになれていないという印象が強いかと思います。
ファミリーの主戦ジョッキーは佐木隆二郎ではなく野崎翔平
ファミリーの主戦ジョッキーは、ドラマでは佐木隆二郎を起用し、途中から野崎翔平に乗り替わっていますが、原作は最初から野崎翔平を起用しています。
ドラマの9話はオリジナル回
そのほかたくさんありますが、大きな違いとしては、ドラマオリジナルの話が追加されていること。原作にはありませんでしたが、人馬ともに大きな危機に見舞われることになります。ここではあまり触れませんが、これはぜひドラマで見てもらいたいので、TVerやU-NEXT等でご覧になるか、限定特典付きのDVDまたはBlu-rayBOXをご購入ください。


個人的な感想
中山競馬場で月曜競馬でセントライト記念を観戦したときに、「ザ・ロイヤルファミリー」の放送を知りました。JRAが大体的に宣伝していたのもあったので、見ごたえ、読み応えがあるのではと思いました。良かった点と悪かった点を含めて評価していきます。
競馬関係者を多く出演、競走馬も出演した点は高評価
ドラマで原作以上に演出していた点は、高く評価します。現役ジョッキーの出演、引退競走馬の出演も含めて、競馬ファンをより増やせたのではないかと感じました。
細かいところを言えば、CGとかで演出している部分はありましたが、かなり力を入れたドラマであったのではないかと思いました。
1クール分に収めたのが非常に残念
解説を含め、600ページにも渡る壮大なストーリーであったのにもかかわらず、1クール分に収める構成上、やむを得なくカットされたシーンが多くてとても残念でした。あくまでも、重賞よりもGⅠにこだわっていたのもあるので、競馬好きにとっては物足りなさを感じました。
最後に…
2026年は午年です。競馬を題材にしたコンテンツはこれからも伸びていく1年になると思います。ぜひ、興味を持ってもらえるとありがたいです。それではまた~~
原作はこちら
DVD・Blu-rayはこちら



![ザ・ロイヤルファミリー (新潮文庫) [ 早見 和真 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/6936/9784101206936.jpg?_ex=128x128)
![【楽天ブックス限定先着特典】ザ・ロイヤルファミリー Blu-ray BOX【Blu-ray】(キービジュアルポストカード1枚(青)) [ 妻夫木聡 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/9623/2100014759623.jpg?_ex=128x128)
![【楽天ブックス限定先着特典】ザ・ロイヤルファミリー DVD-BOX(キービジュアルポストカード1枚(青)) [ 妻夫木聡 ]](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/0131/2100014760131.jpg?_ex=128x128)

コメント