学校司書になるには

知識

小学校1年、中学校3年、公共3ヶ月と高校で9か月の5年間、司書をやってきた私が経験した、学校司書に向いている人や特徴について、話していきたいと思います。
司書を目指している方、または司書でも別の職場に挑戦している方にちょうどいいかと思っています。

まずは、学校司書の業務と募集、募集要項等で確認するべき点を紹介してから、後半に学校司書に向いている人や特徴について述べさせていただきます。

学校司書とは…

学校図書館(場所によっては図書室)にある所蔵資料の管理や授業等におけるレファレンス等を担う専門職です。自治体や学校の規模により、1校につき1~3名であったり、複数校を1名や複数人で兼任するケースがあります。

ほとんどの自治体では会計年度任用職員制度を導入していますが、指定管理者制度や入札等で業務を委託して民間団体等が請け負う自治体もあります。

会計年度任用職員は、令和2年度より導入されたパートタイマーまたはフルタイムの非常勤型の地方公務員です。

学校司書になるには…

学校司書になるためには、図書館司書の資格が必要です。自治体によって、司書教諭資格でも可としているところもありますが、図書館司書の資格を取得していれば、9割以上は応募条件を満たせます。

また、実務経験が3年以上または5年以上あることを応募条件にしている自治体もあるので、募集要項等で確認しておきましょう。

求人や募集はどこから探すのか

一般的に学校司書の求人は、『日本図書館協会』の図書館職員求人情報へアクセスすると、最新の求人情報が掲載しています。学校司書の応募はここのサイトから応募しています。

また、ハローワークインターネットサービスで求人を掲載しています。主に、指定管理者制度の図書館や自治体が多くあります。

募集要項、求人情報で見ておく点

募集要項、求人情報で見ておく点を3点に分けてみました。参考にしていただければ幸いです。

業務内容

基本的な業務は、1人で行います。学校司書はワンマン(ワンパーソン)でやることが多かったり、自治体によっては複数校を掛け持ちしながら、ローテーションして従事したりすることもあります。

おおむね業務内容は、公共図書館と変わりありませんが、学校ならではの読書活動や委員会活動の従事、場合によっては学校行事の参加や準備にも携わることもあります。

勤務日数・時間

多くの自治体では、週2〜5日程度で勤務時間が6〜8時間と様々ですが、それぞれの自治体の募集要項に記載しています。原則として、土日祝はお休みです。

ある程度、年間を通して勤務日数と時間が決まっているので、おおよその年収を見出せるのが特徴です。詳しくは、募集している自治体の募集要項をご確認ください。

給与・交通費(旅費も含む)・福利厚生・社会保険等

給与・交通費・福利厚生・社会保険等は募集要項に記載されています。勤務日数や時間によっては、社会保険の加入がないところもあるので、注意しましょう。

給与について

給与については、当月または翌月に支給されます。金額については、時給・日給・月給のいずれかで募集要項に記載されています。

交通費(旅費)について

交通費は、通勤経路から出勤日数に応じて振り込み年2回、6ヶ月相当の定期代が振り込みといった方法で、給与支給日に支給されます。通勤経路は原則として、経済的な金額、つまり、最安のルートになります。こちらは募集要項には記載はありませんが、ご自身である程度の交通費を算出してください。
また、交通費は上限額が決まっているところもあります。募集要項には全額支給か上限額のいずれかが記載されていますので、確認しておきましょう。

出張でかかった交通費(旅費)は、当月に申請することで、翌月の給与支給日に支給されます。
ただし、自治体域内での出張は、配属先の公用車(自転車)を使用することを推奨しているので、旅費を支給しない可能性があります。よく確認しておきましょう。

福利厚生について

福利厚生は、募集要項に記載されています。しっかりと確認しておきましょう。具体的には、年次有給休暇、夏季休暇、慶弔休暇等が記載されています。また、採用されてからのトラブルとして、福利厚生が原因もあるので、募集要項はよく確認しておきましょう。

社会保険について

週4~5日で6時間以上であれば、原則として社会保険の加入が必須となります。ただし、兼業や副業先の収入によっては、いずれかの社会保険の加入が必須になります。採用後の担当者に相談してみてください。

また、年金についても、国民年金、厚生年金または、企業団体の年金に加入するところもあります。いずれかに切り替える手続きが必要になるため、基礎年金番号等がわかるものを用意することをおすすめします。

学校司書に向いている人の特徴

上記の点を踏まえて、働き方も見出したかと思いますが、学校司書に向いている人の特徴について紹介します。

子どもに関する知識や理解があり、好きであること

まず、第一条件に、子どものことについて理解や知識があること、子どもが好きであることが重要です。学校には様々な子どもが在籍しています。その子たちにあった支援方法や専門知識のある職員や担任等に相談、連携が必要不可欠になるので、コミュニケーション力やチームとして行動できるようになると良いでしょう。

限られた時間、予算の中で成果を出せること

勤務時間が限られた中で、学校図書館の課題にしっかりと取り組めるかが焦点になります。自治体によっては、図書の予算の差が大きく、パフォーマンスに大きく影響する可能性がありますが、その中でもしっかりと成果を出すことが重要です。

毎年に実践報告や状況調査などがあるほか、業務日報等の作業もあります。自分が取り組んだことについては、記録を取っておくことや、他校の学校司書を見習ったり、自己研鑽のために研修会に参加したりすることが大事になってきます。

圧倒的に女性や中年層が多い業界でかつ、お金や生活に余裕があること

近年では、男性の学校司書も増えてきましたが、年齢は圧倒的に40代以上かつ女性が多く占めているのが特徴です。既婚者や早期退職者、子育てがひと段落して社会復帰を目指す方も多く、拘束時間も少なく働きやすく、そこそこの収入でもなくても生活できるのが合っている方にとっては、魅力的な職です。

しかしながら、独身や一家の大黒柱で働くのには、収入が少ないので、男性で50代以降の方で、早期退職やサイドFIREを達成していることなど、ある程度の生活に余裕があることが大事かと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。学校司書に向いている人の特徴についてまとめていくと、このようになります。

  • 子どもに関する知識や技術があり、好きであること
  • お金にも時間にも余裕があり、働き方が柔軟であること
  • 仕事のパフォーマンスに優れていること

初心者であっても、実務経験があっても取り組める仕事の一つですので、目指している方は、ぜひご検討ください。

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